シーパップ(CPAP)療法
睡眠時無呼吸症候群の原因や重症度の検査の結果、「中症〜重症」と診断された場合に、この「シーパップ(CPAP)」という装置を、睡眠時に装着します。
シーパップ(CPAP)療法とは、鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸をなくす治療方法です。
閉塞の度合いによって、空気を送り込む圧力を変更します。
※この装置は、睡眠時のみに装着します。
シーパップ(CPAP)療法を受けるには
シーパップ(CPAP)療法を受けるには、睡眠時ポリグラフィーの検査の入院の他、圧力を決めるための入院が必要になります。
その後、閉塞の度合いによって決められた圧力に設定した装置を自宅に持ち帰り、睡眠時に使用するのです。
この「シーパップ(CPAP)」の圧力を決めるための1泊入院も、「睡眠ポリグラフィー検査」を受けるための入院費用と同じくらいの30,000円くらいかかったと思います(記憶は定かでない。)。
内訳は、お部屋代、検査代などです。
※彼が検査入院を受けたクリニックでは、タオルやパジャマ、スリッパ、洗面用具(剃刀やブラシなども)は持参する必要はなく、すべてクリニックで用意してあります。
本体、マスク、データの記録先も変わっていますし、性能自体も少し変わっているようですが、しくみは同じです。
新しいシーパップ(CPAP)の様子は、シーパップ(CPAP)2010年4月よりをご覧ください。
大きさは、ティッシュボックスの1.5倍くらいでしょうか。
下記の写真のように、本体から空気を送り出すためのホースが出ています。
そのホースの先に、「マスク」がついているのです。
シーパップ(CPAP)のマスクはこんな感じに装着します。
「マスク」には2種類あります。
鼻全体を覆うタイプ(写真左)と、鼻の穴に直接付けるタイプ(写真右)があります。
我が家のサラリーマン君は両方使用してみましたが、鼻全体を覆うもののほうがいいようですが、夏はちょっと暑苦しいようです。
この「シーパップ(CPAP)」の使用手順は次の通り。
本体にホースをつなぎます。
この装置の中に、毎日の睡眠時の様子のデータが記録されます。
毎回の外来時ではないのですが、この装置を病院に持っていき、中のデータを抜き取ってもらいます。そして、毎日の睡眠の状態をチェックし、必要ならば圧力を変えたりします。
シーパップ(CPAP)の音
シーパップ(CPAP)は寝ている間中、鼻マスクから気道に空気を送り込んでいます。
つまり一晩中音がします。
最初は気になるかもしれませんが、慣れれば特に問題ないと思います。
参考までにシーパップ(CPAP)の音の動画をアップしますね。
動画は慣れていないので、うまく撮れていませんが…
私自身が動画を再生してみた所、パソコンのボリュームを「75〜80」くらいにした時が実際の音に近いかも〜って思いました。
この動画をアップした日の夜、今一度シーパップ(CPAP)の音を確認してみました。
ちょっと私の勘違いで、本人が装着しているとあまりシーパップ(CPAP)の音はしませんでした。
上記には、パソコンのボリュームを「75〜80」って書きましたが、それは装着していない時の音で、実際装着している時の音はもっともっと静かでした。
シーパップ(CPAP)の日常のお手入れ
マスクや、固定するベルト、ホース、本体に付いているフィルターは定期的に洗います。中性洗剤で私は洗っています。
固定するベルトに関しては、洗濯用ネットに入れて、洗濯機で洗っています。
申し出れば、新しいものをもらうことができます。
(ある程度使用した後でないとダメだと思いますが、我が家のサラリーマン君は、半年〜1年で新しいものをクリニックでもらってきます。)
シーパップ(CPAP)という医療器具を初めて見た時の感想
本人はもちろん、私自身も、このシーパップ(CPAP)という医療器具を初めて見た時は正直な所、衝撃?を受けました。
こんなマスクを一晩中装着しないといけないなんて…と。
装着している本人は私以上にそう思ったに違いありません。
初めて装着し寝ている姿を見た時は、カルチャーショック?を受けたというか…(^_^;)
でもそう思ったのも本当に最初のうちだけで、すぐに見慣れてしまいました。
このシーパップ(CPAP)という医療器具を使用することで彼の無呼吸状態が改善されるんだから、その方が安心していられますよね。
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