シーパップ(CPAP)療法の様子
「睡眠ポリグラフィー検査」の結果、「重度の無呼吸症」と診断され、「シーパップ(CPAP)療法」を受けることになった我が家のサラリーマン君。
この「シーパップ(CPAP)療法」を受けるには、圧力を決めるための入院が必要で、再度1泊入院をすることになりました。
「シーパップ(CPAP)」の圧力を決めるための入院の簡単な流れ
1.まず、外来で入院予約をとります。
(睡眠ポリグラフィー検査の結果を聞きに外来へ行った時に入院予約をとります。)
2.入院当日は、クリニックに入る前に夕食を済ませ、7時頃までに受付を済ませます。
3.検査技師より、院内の案内と検査についての説明を受けます。
4.9時頃から検査をするための準備が始まり、その後睡眠に入ります。
(寝付けない場合は、お薬を飲んで睡眠に入ります。)
5.翌朝、各自の仕事の時間に合わせ、順番にシャワーを浴びて退院します。
「シーパップ(CPAP)」を患者さんの症状に合わせた圧力に設定してもらい、その「シーパップ(CPAP)」を持ち帰り、自宅で「シーパップ(CPAP)療法」が始まるのです。
※この入院の流れは我が家のサラリーマン君が通院しているクリニックのシステムです。
この「シーパップ(CPAP)」の圧力を決めるための1泊入院も、「睡眠ポリグラフィー検査」を受けるための入院費用と同じくらいの30,000円くらいかかったと思います(記憶は定かでない。)。
内訳は、お部屋代、検査代などです。
※彼が検査入院を受けたクリニックでは、タオルやパジャマ、スリッパ、洗面用具(剃刀やブラシなども)は持参する必要はなく、すべてクリニックで用意してあります。
◆ 無呼吸の合計回数は114回で、1時間当りの指数は20.6です。
◆ 無呼吸と低換気の合計回数は166回で、1時間当りの指数は30.0です。
◆ 無呼吸の内、最も長い無呼吸時間は47秒で、酸素飽和度は84%まで低下しました。
最初の「睡眠ポリグラフィー検査」入院の時より、今回は「シーパップ(CPAP)」を使った検査入院のほうが、やはり無呼吸の回数や無呼吸時間も改善されました。
▼ちなみに、最初の「睡眠ポリグラフィー検査」入院の時の結果はこれ
◆ 無呼吸の合計回数は328回で、1時間当りの指数は71.3です。
◆ 無呼吸と低換気の合計回数は391回で、1時間当りの指数は85.0です。
◆ 無呼吸の内、最も長い無呼吸時間は64秒で、酸素飽和度は79%まで低下しました。
また、この「シーパップ(CPAP)療法」をやり始めると、毎月1度診察に行かなくてはなりません。
「シーパップ(CPAP)」本体は、レンタルという形になり、毎月レンタル料など(クリニックの領収証には、在宅医療という項目で記載がある。)で、診察料を含めて1ヶ月5,000円前後の費用がかかります。
我が家のサラリーマン君の「シーパップ(CPAP)療法」の様子
2回の検査入院後、自宅で「シーパップ(CPAP)療法」が始まりました。
我が家のサラリーマン君の場合、この「シーパップ(CPAP)」は、最初は装着していることが気になったようで、睡眠中無意識のうちに外してしまうこともしばしばでした。
使い始めた頃は、「シーパップ(CPAP)」の効果がなかなか現れず、何度かクリニックで圧力を変えてもらったりしました。
効果がなかなか現れず…というのは、無呼吸の状態はもちろん改善されたのですが、朝目覚めた時のスッキリ感や、昼間の眠気などがなかなか改善されなかった…ということです。
患者さんによって、効果の現れ方は違うようで、「シーパップ(CPAP)療法」を受けるようになって、本当にスッキリ目覚めることができるようになった方もいるんだそうです。
それと「シーパップ(CPAP)」は、今使っているものは、2代目。
新型が出たということで、交換してもらいました。(その後、2010.4に新機種に交換)
機能の違いはよくわかりませんが、変えてもらった「シーパップ(CPAP)」のほうが、彼には合ったようです。
大きさもかなり小さくなり、置き場所もベッドの「宮」部分に置けるようになりました。
「シーパップ(CPAP)」本体には、一晩のデータが毎日記録されます。
この治療を始めた頃の診察日に、1度か2度くらい、本体をクリニックに持って行き、データを出力してもらいます。(その後は病院から持参するよう言われた時だけ持っていく。)
そのデータを元に、睡眠時の状態の確認ができたり、また、その患者さんに合った圧力に変えてもらったりするのです。
(※新型はカードに記録されるので、クリニックへはそのカードを持参します。)
我が家のサラリーマン君は、最近では、ほとんど一晩中この「シーパップ(CPAP)」を外すことなく、装着したまま睡眠が取れています。
たまに大きないびきをかくことがあるんですけど、そんな時は口をポカンと開けて、口呼吸をしています。
もともと鼻炎なので、鼻で息をするのが苦しい時にそのような状態になっているんでしょうね。
「シーパップ(CPAP)」のお陰で、大きないびきも前に比べたら減り、昼間の眠気もなくなったとのこと。
ただ、朝の目覚めの悪さは以前とほどんと変わりませんね。(ほんのちょっとだけ改善されたかな?)
本人が言うには、目覚めの「スッキリ感」は、さほど感じないようです。
この「シーパップ(CPAP)療法」を始めて、いびきと無呼吸の状態が改善されたので、それだけでもホッとしています。
よかった、よかった(^^)。
我が家のサラリーマン君の「シーパップ(CPAP)療法」後の症状
彼が、「シーパップ(CPAP)」を使っていて、しきりに訴えている症状が2つあります。
クリニックに相談したところ、たまに同じような症状が出る方もいるようですが…。
気のせいかもしれませんが、訴えている症状を記述しておきます。
2.肺が何となく痛い日がある。
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